宝酒造杯東京大会の結果

先日行われた第8回宝酒造杯東京大会の六段戦に出場してきました。

結果から言うと優勝することができました。といっても人数の関係で二日間合わせておそらく6人ほど優勝者がいるものと思われます。

ネット碁では絶不調の最中であまり期待していなかったんですが、良い結果が得られて満足しています。以下に対局の内容を振り返っておきます。

1局目 黒番4目半勝ち
序盤に定石外れの手を打ち、それを咎められて若干悪くしてしまいました。その後は自分の石が弱くなりすぎない範囲でできる限り白石を分断することを心掛けて打ち、弱点を見つけようと腐心しました。中盤で相手が利かそうと打ったノゾキにうまく対処でき、いい勝負になったようです。以降、焦っていたのか白はかなり稼いできたため、中央、右辺、右下に生きていない石ができてしまい、結局黒が中央の数子を取り込んで優勢になったようです。ヨセで3、4目ほど損したので接近しました。焦りすぎないようにと自制しつつ打てたのがよかったと思います。

2局目 白番3目半勝ち
序盤に大丈夫だろうと両ガカリされた石を放置(といっても一手だけ)したところ、思いの外強烈に攻められて生き死にのかかったコウが発生してしまいました。ただ、相手の方はかなり強情なのかコウに負けても取る手があると考えていたようであっさりコウに勝つことができました。実際、中手にして取りに来たのですがあっさり生きることができました。こう書くと白が得したように見えますが、生きた時の地がそれほど大きくないことと攻防の結果構築された黒の壁を考え合わせると、やはり白が悪くしてしまったのだと思います。相手の方の棋風はどうも私が苦手とする欲張り型で、「自分の地は欲しい。でも相手の地は大きくさせない」という打ちぶりでかなり地を稼がれましたが、案の定黒石が薄くなり結局2か所で数子を取り込むことができて形勢が好転したようです。ただ、黒も上辺を目いっぱいに囲って来たり、コウも辞さないほど強気にヨセてこられた(白は優勢を意識して甘んじて譲りました)ので細かくなりましたが勝つことができました。

3局目 白番中押し勝ち
この碁は私が酷かった。しかし今考えてもどこでそんなに悪くしたのかわかりません。局後の検討で相手の方が、中盤に発生したコウで私が打ったコウダテがいまいちだったのではとおっしゃっていました。その部分も確かにいまいちだったかもしれないのですが、個人的にはもっと前から悪かったように思うのです。とにかく、中盤の序盤から相手の投了直前までずっと白が悪かった。なぜ勝ったかというと、相手の方が時間があまり残っていないのを気にしていたようで、私が打ったなんでもないヨセを受け間違い、黒の数子を取る形で白の5子が復活したためです。私の目算では途中数えた段階で20目以上離れていました。勝つには勝ちましたが、すっきりしません。

4局目 黒番16目半勝ち
この碁はたぶん黒が悪かった場面は一度もないと思います。黒が若干薄い碁形でしたが、白の仕掛けに問題なく対処し、勝負手気味のコウ仕掛けにもフリカワリでむしろ少し得しました。16目半勝ちと書きましたが、実は何目差だったかよく覚えていません。十数目だったのは確かですが、なんとなく16目半にしときました。

5局目 黒番6目半勝ち
ついに決勝まで来たので精神的にはかなりガチガチでした。ガチガチだったのですが、どうも相手の方も相当に気負ってしまっているようで、何度も深呼吸してました。この碁もおそらく黒が悪かった場面は一度もないです。互いに地を囲い合う展開で、あまり大きな波乱もなく内心「白はこれでいいのか」と思うくらいでした。私の勝ちたい気持ちが強すぎたのでしょう、ヨセに入ってから2手ほど自分の地の中に手を入れました。下手すると2手パスです。一応目算では勝っていたので致命傷になることはないだろうと思っていましたが、きちんと読み切らないといけませんね。時間がないわけでもなかったのだし。

ということで、かなり危ない橋を渡っていますが優勝することができました。これで次からは名人戦クラスにしか出場できません。

・・・ん?今度の札幌大会ではすでに六段戦で登録してあるんだけどどうなるんだろう?まあ明日にでも確認してみよう。

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